カテゴリー: ワークショップの思い出

川井有紗『 宝物を見つけて首飾りをつくる 』の思い出

本日は、川井有紗さんのワークショップ『 宝物を見つけて首飾りをつくる 』を振り返ります。
きらきら光る日差しを受けて眩しい浜辺。穏やかな真名瀬海岸の午後。
ちょうどいい引き潮具合。宝物を見つけるのにこの上ない環境が整いました。

集合場所、真名瀬バス停の脇の階段を降りて、「宝物探し」の始まりです!
こどももお父さんお母さんもお姉さんもワンちゃんも、真剣に物色中。
なにが見つかるかな?

例えば、こんなものとか。

こんなものとかですね。
よ〜く、目を凝らしてみると色んなものが落ちていて、
その中に宝物が混ざっていることがあるんです。


「なに見つけたの?」
「わぁ!いいの選んだね。」

浜辺で拾った宝物をポケットに詰めて、ARAHABAKIへ移動します。
途中、あじさい公園でも山のものを探してもらおうと予定していましたが、
時間がなくなり散歩程度になってしまいました。すみません!

お店の前で、首飾りの作り方を説明する有紗さん。
黄緑のワンピースがよく似合っています。

ちょっと写真では分かり難いですが、一人一人に手書きの説明書と有紗さんが作ったお手製の紐が入っています。この紐がまた綺麗な配色で好評でした。

浜辺で拾った宝物をじっくりと観察して、一番美しいと思うものを選んで紐に結びつけます。
結び方によっても違う表情の首飾りになるのです。

海藻横結び。

小さな石に穴を開けて縦に数珠つなぎ。

薄い貝殻に紐をくぐらせて。

巻貝の穴に紐を結んでリズミカルに。

ワンちゃんも!

最後に首飾りをして集合写真。
皆さん、それぞれの雰囲気にぴったりの首飾りができました。

震災後、初の外での集いでしたが、大人もこどもも関係なく、肩の力を抜いて自然と接すると、とても心癒されることを改めてしみじみと噛みしめる事ができたような気がします。
参加してくださった皆さま。そして、川井有紗さん。どこを切りとっても絵になる集いをありがとう!


『 奥田早織の”でべそひょうたん作り”+駒ちゃんお昼ごはん 』の思い出

本日は、11月に行われた「くびもんてん」でのワークショップ『 奥田早織の”でべそひょうたん作り”+駒ちゃんお昼ごはん 』を、じっくりゆっくりと振り返ります。布作家であり古道具屋さんでもある奥田早織さんと、パートナーの料理人 駒井嘉明さんが繰り広げる「ひょうたんと駒」の世界をお楽しみください。写真は、この催しのために用意された箸かざり。これから始まる楽しい時間を予感させる粋な演出です。

まずは、早織さんの「でべそひょうたん」づくりからスタート。”でべそひょうたん”とはですね。ひょうたんに穴を開けて針山を詰め込んだ!実用的でありながらも、その場をほのぼのと和ませてくれる一品でございます。さぁ、どんなでべそになるかなぁ。手仕事好きな皆さんと一緒に私も”ちびひょうたん”を選んで参加しました。

様々な体型のひょうたんの中から好きなものを選んだら、おなかをくり抜きます。鉛筆で辺りをつけて、カッターナイフで少しずつ切り目を入れています。この子が結構硬かった。

地道にがんばっていると、最後は気持ちよく「パコッ」とくり抜けました。やったぁ。何故だかすがすがしい。種は早織さんが予め取り除いてくれているので空っぽです。

次に、くり抜いた穴の周りをぐるりとヤスリで滑らかにしていきます。「はい。この後におやつがあるから頑張ってね。」早織先生のちゃきちゃきとした進行のもと、作業は続きます。

奥に積み上げられた早織さんの布たちと手前の穴あきひょうたん。これから、穴に詰める針山を作ります。布は古道具屋さんでもある早織さんが見つけた古いお疲れ布に、どんぐりや藍などの草木で染色をして仕上げています。どれもが思いのこもった布たちです。

糸も早織さんが草木で染めたものを使いました。もちろん布との相性ぴったり。少し太めの糸が手仕事の跡を雰囲気良く感じさせてくれます。

針山は、皆さんそれぞれの理想のでべそに向けて思い思いに作っていました。パッチワークのように布と布を組み合わせたり、ステッチを施したり、おしゃべりしながらのチクチク時間です。途中でお店に降りていたので、針仕事中の写真が撮れずに残念。

途中、お茶と供にこんなおやつが登場!なんとも優しく美味しかったです。駒ちゃんありがとう。

じゃじゃ〜ん。針山の中には真綿と錆び止めのために胡麻をしこんであるのです。ぐるぐるっと丸めたら、ひょうたんの穴にぐいぐい詰めて完成でございます。

ツートンに赤い点線が素敵。私が作った”ちび”も小さな”でべそ”を詰めて横たわっております。待ち針刺すのがかわいそうな程に愛しいわ。

このほつれ感もたまらんですねぇ。本当に皆さんお上手でした!

でべそさん達、ごろごろと勢揃いで記念撮影。うっとりといやされますなぁ。

さぁ、お腹も空いてきたお昼時。机の上を片付けて第二部の駒ちゃんお昼ごはんへとまいりましょう。この日のために、丁寧に準備されたお昼ごはんがもうすぐです。

ひゃぁ〜、すごい!お正月がもう来たみたい!と感激する皆さん。京都育ちの駒ちゃんが心を込めてお料理した目にも華やかな品々がずらりと並びました。

旬の野菜で作ったおばんざいを、早織ちゃんがセレクトした年代物の器に美しく盛り付けています。どれも手間ひまかけて調理された一品ばかり。じんわりと染み入る美味しさです。

ゆずをくり抜いて器に見立てたお浸し。松茸もはいっておりましたよ!じぃ〜ん。

一つずつ食べやすい大きさに包まれたサーモン。大根で巻いて緑の帯を締めて。本当に丁寧なお仕事です。小あじの素揚げには絶品のモロヘイヤソースをかけていただきます。

おばんざいの定番といったら煮物でしょう。出汁を充分に含んだほくほく煮物。幸せです。

赤かぶのお漬け物もたくさん。色どりも綺麗。

お料理が並びました。皆さん、それぞれのお皿に盛りつけていただきま〜す。

お皿に盛り付けるとこんな感じです。なんて素晴らしいお昼のお食事なのでしょう。
少しお酒も入ったりしてほんのりいい心地。

おばんざい後は、熱々の陶板で焼いた牛肉と野菜に特製たれを「ジャーン」とまわしかけた焼き物が登場。

ほぼ同時に土鍋で炊きあがった むかごのご飯。またしても歓声が上がります!

すかさず、なめこのお汁もどうぞ。

お口直しに、ほうじ茶のプリンとコーヒーで大満足。皆さんお腹いっぱい、大感激の集いでした。

奥田早織さん、駒井嘉明さん。本当に何から何まで丁寧にありがとうございました。きっときっと、参加された皆さんの記憶に残る集いになったことと思います。同じ時を過ごした仲間として和やかな表情でお帰りいただけて、私たちもとても嬉しくなりました。

新鮮な感性と細やかなおもてなしの心意気。これからのお二人の活躍に大注目ですね!早織ちゃん、駒ちゃん。これからもどうぞよろしく!!


「大江憲一さんの鍋奉行 + cafeいその」の思い出

8月以降、連続の展示でお届けしておりますARAHABAKI。本日は10月末に行われた「大江憲一さんの鍋奉行 + cafeいその」の集いを遅ればせながら振り返りたいと思います。

大江さんの個展のタイトル「あつあつ」にちなみ、特に力を注いで制作された耐熱の土鍋で、お昼ごはんをいただく集いです。お料理好きな大江さん自らが腕を振るって参加の皆さんをおもてなし中。朝から買い出しに出掛け、手際良く鍋の準備をしてくださいました。

前にお伝えしたタジン鍋同様に、大江さんがこだわり抜いた美しい造形の鍋です。この時は、いつもお家で作っていると言う「野菜と豚肉のあっさり鍋」をぐつぐつしているところです。

もち豚〜!が盛り付けてあるのは、もちろん大江さんのお皿ですよ。
まさに料理映えする器、お肉がキラキラと輝いています!

いんげんのごま和えも美味しそう!

ホタテとさやいんげんの和え物は光沢のある白磁のお皿に。

蓋をそぉっと持ち上げて「ふぅふぅ。あつあつ」を召し上がれ〜。

取り皿からお椀、落花生の形の箸置きにいたるまで何とも贅沢に、全て大江さんの器。
参加の皆さん、羨ましいです!

ビール片手にご機嫌な大江さん。鍋奉行ならぬ、鍋おかっぴきとなって、お給仕中でございます。締めくくりは卵を落とした雑炊でした♡

さて!お腹と体が温まったところで〜

「いざ、参ろう!」cafe いそのへ!
ちょっと雲が気になるけど行ってみよう♫

朝の買い出しの際に海岸通りの「げんべい」でゲットした黒い「漁サン(漁業組合サンダル)」で足元をキメて、気合い充分!

葉山の小道をずんずん歩いて海岸へ。
それにしても何ておかもちが似合う人なんだろう。いい笑顔。

10分くらいで程なく森戸神社の鳥居をくぐります。cafeいそのは神社境内のすぐ下の浜辺にて営業することになりました。

cafeいその。オープンします!小さなお客さまも「いらっしゃいませ」「そのなかは何が入ってるの?」「え〜とね。お湯を湧かしたりする道具とか入ってるんだよ」

小さなお客さまにメロメロな大江マスター。

お客さんのオーダーはコーヒーと抹茶でした。砂浜に正座がcafeいその流のお点前。
まずはストーブでお湯を沸かします。

ハンドミルで挽きたてのコーヒーを丁寧にドリップ。

浜辺で煎れたてのコーヒー。私はお店番で行けなかったけど、きっと格別な美味しさだったのでしょうね。いいなぁ。一緒に行きたかったなぁ。

お菓子はsorairoさんの和菓子でした。これまた絶品なのですよ。

お次は抹茶を点てているところ。背筋をピンと、茶せんを持つ手もしなやかです。

ゆっくりとお茶を楽しむお客さま。お茶碗は大江さんが目をかけて育てている、気持ちの入った器です。器は出来上がりが完成ではなくて、毎日使い込んで育てるもの。そして、その器で幸せそうにご飯を食べたりお茶を飲んだりしている人を見届けることは、作り手として何よりも幸せなことなんだろうな。写真から伝わるイキイキとした大江さんを見て、そう思いました。

寄せては返すさざ波を前に、憩いのひと時を過ごしていただきましたよ。穏やか〜

「大江憲一さんの鍋奉行 + cafeいその」はこれにて終了。今回の企画を楽しんで参加していただいた皆さま、本当にありがとうございました!また、のんびり遊びにいらしてくださいね。

そして、大活躍だった大江さんに拍手です!大江さんのフィールドは、もはや陶芸家の粋を超えていますから、今後も世界のどこかで「cafe大江」が出没するかもしれませんよ。わくわく期待しています!!


「 あっこの手織り教室II 」の思い出

久しぶりに良いお天気でしたね。なんとセミがまだ鳴いていました!この気持ちの良い日を逃すものかとばかりに最後の力を振り絞って鳴いていました。息子が夏の間中、捕まえてきたクワガタも一匹づつ天国へ旅立って行く今日この頃。季節は確実に進んでおりますねぇ。しみじみ。

さて。本日は、いわもとあきこさんのワークショップ「 あっこの手織り教室II 」を振り返ります!


眩しい日差しに負けないくらい、カラフルで元気な あっこ先生の布を選んでバングル作りに挑戦です!
どんな配色にしようかしら〜と悩み中の皆さん。色の組み合わせにも、その人らしさがでるのです。この作業も楽しいのです。

今回も遠くは千葉や東京からご近所の方まで色んな場所にお住まいの皆さんが、あっこ先生の手織り教室の為に あらはばきに集ってくださいました。午前の会には、可愛い生徒さんも参加してくれたのですよ。お父さんのバースディプレゼントをお母さんと作りに来てくれた4年生のお嬢さん。金継ぎ/うるし部員でもあるお母さんと元気な弟くんのお姉さん(もうすぐ6才)は、今回一人でワークショップに挑戦してくれました。かっこいいね〜!

もうすぐ6才の女の子。一つ工程が遅れてしまって涙ぐむ場面もありましたが、側で見守っていたお母さんの励ましと、あっこ先生の優しい導きでコツを掴み すごい集中力で頑張っています。潔く選んだ色合いも可愛いね!

布を並べて色合いをチェック。グリーンを基調とした爽やかで元気な色合わせですね。

うあぁ。この色合わせも素敵です!厚紙に縦糸を通した簡単織り機で作ったバングルですが、色の選び方や織り方で全然違う雰囲気になるのが不思議。手首に巻き付ける長さが織れたら縦糸を外して三つ編みのようにクルクルとまとめて行きます。


最後は、結び目が解けないように大きめのビーズを通して完成です。

じゃじゃ〜ん!どうですか。午後の皆さんの手首アップです。
とっても素敵なバングルでしょう。私もやりたかったなぁ。

大人サイズのバングルだったからね。ぶかぶかで二重巻き出来そうだけどね。最後までよく頑張りました!偉いぞぉ。お家でもバングルしてくれてるそうです。嬉しいな♡
あっこ先生と「女の子っていいねぇ〜」と話していたのですよ。男子にはない要素だもの。

午前の会も午後の会も、とっても和やかな雰囲気で参加してくださった皆さま。どうもありがとうございました!お帰りの際に「楽しかったです」と皆さんに言ってもらえてあっこ先生も嬉しそうでした。

いわもとあきこさんには、また二年後に個展をお願いしましたので、その時には是非パート3をお楽しみに!
あっこちゃん。また はじけた展示を期待していますね!!


津田清和さんの「ドローイング教室」の思い出

連日の暑さの中、お越しいただいているお客さま。本当にありがとうございます!津田さんの個展は土曜日まで開催していますので、まだご覧になっていない方はぜひご来店くださいね。
津田さんのオンラインストアは31日までオープンしています!

今日も太陽は元気でしたが、海から入って来る風が気持ち良く吹き抜ける一日でした。
夜には隣町、逗子の花火大会を屋上から山越しに見ましたよ。「たぁ〜まやぁ〜。」清廉な森戸の花火大会と比べると、豪華でオシャレなんだよなぁ。逗子の花火って。今年も楽しませてもらいました!

さて。本日は、現在個展を開催中の津田清和さんによるワークショップ「ドローイング教室」を振り返ります。クリアなガラスのカップにリューターという道具を使って絵を描いてみよう!と言うもの。

しかし。いきなりガラスに絵を描くのはきっと難しいので、まずは津田さんにアドバイスを受けながら紙に下絵を描きます。「う〜ん。どんな感じにしようかな?」とじっくり悩む方もいれば、既に構図が決まっている方、お子さんは結構大胆だったりと様々でした。


下絵が描けたら、カップの中にこうしてくるりと貼付けます。これで準備オッケー!完成が楽しみです。ワクワク!


場所をARAHABAKI前に移して、いよいよリューターの登場です。さっき描いた下絵をなぞるように真剣に作業する皆さん。


「ガラスにお絵描きするよ」って話したら即答で「やりたいっ!」と言った息子も参加させてもらいました。お得意のカブトムシの絵をリューターでなぞっている所です。


こちらは二回目にご参加の皆さん。道具に慣れるまで線がぶれるのですが、すぐにコツをつかんで上手に描いてらっしゃいました。


とってもキュートだったお子さんの作品。ガラスに浮かぶリンゴたち。お嬢さんが絵を描いて、お母さんが仕上げました。


先ほどの、お花の下絵はこんなに素敵に仕上がりましたよ。全ての工程をお嬢さんが頑張ってくれました。

大人の方も、それぞれアイデアが面白くて最後は鑑賞会になっていました。皆さんのお気に入りのカップになってくれると嬉しいです!津田さん、素晴らしいワークショップをどうもありがとうございました!!


そうそう!ワークショップには、チャルカさんのかき氷が付いていたのですよ〜。逗子のイベント会場から大急ぎで駆けつけてくれました。待望のかき氷到着に嬉しそうな皆さん。早く食べたい〜。


お客さんの、緑茶小豆を撮らせていただきました。あんまり美味しそうだったから、後で同じものを私も食べましたよ。お茶の爽やかさと小豆の優しい甘みが良い案配でとっても美味しかったです!チャルカの円さん、だんなさん。ありがとう〜!!