アーカイブ: 2010 年 11 月

「大江憲一さんの鍋奉行 + cafeいその」の思い出

8月以降、連続の展示でお届けしておりますARAHABAKI。本日は10月末に行われた「大江憲一さんの鍋奉行 + cafeいその」の集いを遅ればせながら振り返りたいと思います。

大江さんの個展のタイトル「あつあつ」にちなみ、特に力を注いで制作された耐熱の土鍋で、お昼ごはんをいただく集いです。お料理好きな大江さん自らが腕を振るって参加の皆さんをおもてなし中。朝から買い出しに出掛け、手際良く鍋の準備をしてくださいました。

前にお伝えしたタジン鍋同様に、大江さんがこだわり抜いた美しい造形の鍋です。この時は、いつもお家で作っていると言う「野菜と豚肉のあっさり鍋」をぐつぐつしているところです。

もち豚〜!が盛り付けてあるのは、もちろん大江さんのお皿ですよ。
まさに料理映えする器、お肉がキラキラと輝いています!

いんげんのごま和えも美味しそう!

ホタテとさやいんげんの和え物は光沢のある白磁のお皿に。

蓋をそぉっと持ち上げて「ふぅふぅ。あつあつ」を召し上がれ〜。

取り皿からお椀、落花生の形の箸置きにいたるまで何とも贅沢に、全て大江さんの器。
参加の皆さん、羨ましいです!

ビール片手にご機嫌な大江さん。鍋奉行ならぬ、鍋おかっぴきとなって、お給仕中でございます。締めくくりは卵を落とした雑炊でした♡

さて!お腹と体が温まったところで〜

「いざ、参ろう!」cafe いそのへ!
ちょっと雲が気になるけど行ってみよう♫

朝の買い出しの際に海岸通りの「げんべい」でゲットした黒い「漁サン(漁業組合サンダル)」で足元をキメて、気合い充分!

葉山の小道をずんずん歩いて海岸へ。
それにしても何ておかもちが似合う人なんだろう。いい笑顔。

10分くらいで程なく森戸神社の鳥居をくぐります。cafeいそのは神社境内のすぐ下の浜辺にて営業することになりました。

cafeいその。オープンします!小さなお客さまも「いらっしゃいませ」「そのなかは何が入ってるの?」「え〜とね。お湯を湧かしたりする道具とか入ってるんだよ」

小さなお客さまにメロメロな大江マスター。

お客さんのオーダーはコーヒーと抹茶でした。砂浜に正座がcafeいその流のお点前。
まずはストーブでお湯を沸かします。

ハンドミルで挽きたてのコーヒーを丁寧にドリップ。

浜辺で煎れたてのコーヒー。私はお店番で行けなかったけど、きっと格別な美味しさだったのでしょうね。いいなぁ。一緒に行きたかったなぁ。

お菓子はsorairoさんの和菓子でした。これまた絶品なのですよ。

お次は抹茶を点てているところ。背筋をピンと、茶せんを持つ手もしなやかです。

ゆっくりとお茶を楽しむお客さま。お茶碗は大江さんが目をかけて育てている、気持ちの入った器です。器は出来上がりが完成ではなくて、毎日使い込んで育てるもの。そして、その器で幸せそうにご飯を食べたりお茶を飲んだりしている人を見届けることは、作り手として何よりも幸せなことなんだろうな。写真から伝わるイキイキとした大江さんを見て、そう思いました。

寄せては返すさざ波を前に、憩いのひと時を過ごしていただきましたよ。穏やか〜

「大江憲一さんの鍋奉行 + cafeいその」はこれにて終了。今回の企画を楽しんで参加していただいた皆さま、本当にありがとうございました!また、のんびり遊びにいらしてくださいね。

そして、大活躍だった大江さんに拍手です!大江さんのフィールドは、もはや陶芸家の粋を超えていますから、今後も世界のどこかで「cafe大江」が出没するかもしれませんよ。わくわく期待しています!!


「 くびもんてん 」ありがとうございました!

11月20日(土)より開催しておりました、田中美穂植物店コーヒショップ×奥田早織「くびもんてん」は、本日で終了いたしました。今回もたくさんの皆さまにご来店いただきましたことを、とても嬉しく思っております。

遠くは新幹線に乗って京都や山梨から、電車や車で東京や千葉方面から、そして地元の葉山を含めて湘南にお住まいの皆さん。本当に来てくださってありがとうございました!皆さんに足を運んでいただける事が、私たちの元気の素であり喜びです。また二週間後に新しい展示が始まりますが、気持ちを新たにして皆さんをお迎えしたいと思います!

さて。ご近所のキラキライルミネーションも輝く12月は、アクセサリー作家 mitome tsukasaさんの個展「 冬の庭 」を開催いたします。

日々の暮らしのそばにある植物から連想される、たおやかなかたち。
昨年に引き続き二度目となる今回の個展では「冬の庭」をモチーフとした、ピアスやブローチなどのアクセサリーがたくさん並びます。

初日の12月11日の土曜日は、北川ベーカリーのパンの販売+20食限定のパンランチをご用意して皆様をお待ちしています!

今回の北川パンには、とってもスペシャルな一工夫があるのですよ。フフフ。後日詳しくお伝えいたしますね。


「 くびもんてん 」開催中です。

11月20日土曜日より始まりました「くびもんてん」。
本日は初日に撮影した展示風景を沢山ご紹介してまいります。

奥田早織さんが展示の象徴として作ってくださった「くびもの」から見ていただきましょう。シャツのカラーに昔のガラスボタンを付けてヒモでくるっと結んだだけなんですが、これがとっても素敵なのです。

初日のワークショップで作ったでべそひょうたん達。それぞれが愛嬌たっぷりの、でべそ針山に変身しましたよ。

針仕事の後の美味しい時間。料理人の駒井嘉明さんが腕によりをかけて素晴らしいお昼ごはんを作ってくださいました。ワークショップのもようは、ゆっくりと後日詳しく!


「 くびもんてん 」へようこそ!

裾にウェディングドレスのフリルを縫い付けた早織さんの白いストール。

田中美穂さんのドライ植物と奥田早織さんの布もの。思っていた以上に相性が良く何とも心ひかれる空間に仕上がっています。

美穂さんの作るリースは植物のもつ自然な曲線を生かした優しいかたち。このサンキライの実も次第に色があせますが、そんなところを含めて楽しんでいただけたらと思います。

美穂さんの「くびもん」その1。様々な植物をあしらった首かざり。ヒモの色や植物の組み合わせで色々お選びいただけます。

早織さんのふかふかストール。頭巾のようにかぶったり、写真のように襟巻きのようにしたりアレンジが楽しめるアイテムです。真鍮のピンもアクセントになります。

二月の「かたちのきおく」展で大人気だった、美穂さんのリースもバージョンアップして届いております。どれも本当に美しい。

植物店コーヒショップの田中美穂さん。なんと、美穂さんのリースなどをお買い上げいただいた方にはコーヒー豆をプレゼントしています!美穂さんのお仲間で、京都「KAFE 工船」さんの美味しいお豆。嬉しいですね!瀬戸さんありがとう♡


このままDMに出来そう。

上の写真のベンチに乗っているストールのアップ。二枚の布を縫い合わせる糸も草木で染めているのです。

雰囲気のある小箱にうやうやしく収められているのは。

アンティーク時計のパーツで作った早織さんのピアスです。

美穂さんの「くびもん」その2。頭もの。

これからのシーズン、着物を着て髪を結った時にも良いかもしれません。

ブローチタイプもございますよ。

早織さんのガラスの首かざり。わしょわしょっと沢山。

小さなガラスの管の中にも時計のパーツが入っています。リューターで穴を開けて、ゆったりと三つ編みした絹の紐を通しています。

早織さんの時計パーツアクセサリー、その3。時計の針の部分を集めたピアスです。身につけると、しゃなりと動いて金属の陰影が美しく光ります。

どんぐりのイガで下地染めをして、その上から藍をかけ合わせた綺麗な色合いのストール。違う素材の布を縫い合わせて仕立てています。端っこに付けた古いビーズが効いています。

明治〜大正時代に使われていた麻の蚊帳を使った、藍色のストール。こちらの布も、どんぐりと藍をかけ合わせて染色されています。早織さんならではの深い色合いの青。

くったりと優しい肌あたりのものもございます。

おしまいは、早織さんの古道具と美穂さんのヒモリースとのコラボレーションでさようなら。

写真もうっとりする程、美しいのですが、ぜひ足をお運びいただいて実物を見て触って欲しいです。

田中美穂植物店コーヒショップ×奥田早織の「くびもんてん」は、今週の土曜日27日まで毎日開催中です。皆様のご来店を心よりお待ちしております!


「くびもんてん」明日からです!

明日の土曜日より、「くびもんてん」が始まります。田中美穂植物店コーヒショップ×奥田早織さんの二人展です。現在、ディスプレイのレイアウトをあれこれと思案中でございます。

田中美穂さんからは、ドライフラワーの首かざりや頭に付けるヘッドピース。ブローチやリースなどが沢山届きました。色んな植物や木の実を乾かして作った「首まわり」の装飾品をお楽しみに!

奥田早織さんは、様々な風合いの古い布をドングリや栗のイガなどで染め、さらに藍をかけて深みのある色合いに仕上げたストールや、古い時計のパーツで作ったアクセサリー。そしてアンティークな風合いが美しい小さな箱などが届きました。

全ての作品が一点ものですので、じっくりと見比べて身につけて選んでいただければと思います。

どうぞご期待くださいませ!


奥田早織さんのご紹介

今週の土曜日から始まる「くびもんてん」にて、首まわりのアイテムを届けてくださる、奥田早織さんの紹介ページができました。

独創性の高い発想と洗練された感覚で、主に布ものを中心とした意欲的な作品を日々制作されている早織さんの、ものづくりへの姿勢を感じ取っていただければと思います。

奥田早織さん紹介ページはこちらからどうぞ!


石原稔久さんの干支人形届きました。

日に日に夜になる時間が早くなっていますね。昨日の夕方、楽しみにしていた石原稔久さんの干支人形が届きました。昨年は、しっかりとした体格にどことなくとぼけた表情の寅さんで、その愛嬌のある立ち姿にすっかり魅了されたものでした。あれから早いもので一年になるのですね。そして年末に近づいているのですね。あっという間の一年だったなぁ。しみじみ。

さてさて。それでは、石原さん作の来年の干支人形をご覧ください!寅の次だから卯!そうです、来年はうさぎ年ですよぉ。

「私たち飛行機に乗って福岡から葉山に来ちゃったね〜。」「乗ってみたら意外と早かったねぇ。」なんて話が聞こえてきそうな。そんな夕暮れの風景。今年のうさぎさんもいい佇まいをしております。ちょっと踏ん張った後ろ足がなんとも愛しい。

少し近づいてみました。一匹づつ、心が入ってますから表情もそれぞれ違うのです。
「ちょっと、あの山きれいだよ。あれもしかして富士山?」「わぁ!はじめて見たよ。富士山ってきれいな山だねぇ。」

遥々やって来たうさぎさん達の目に染み入る日没後の富士山の姿。風が強く吹いた昨日は格別な美しさでした。

皆さんそろそろ年賀状の準備もお忘れなく〜。


『 奥田早織の”でべそひょうたん作り”+駒ちゃんお昼ごはん 』参加者募集のお知らせ!

創作+食の秋!11月20日の土曜日から始まる「くびもんてん」のオープニング企画は、『 奥田早織の”でべそひょうたん作り”+駒ちゃんお昼ごはん 』をします。かなりゆったりとお時間をいただく集いですが、それだけ準備に時間をかけて用意をしている内容が詰まったお腹いっぱいの企画です。ぜひご参加くださいませ!

布作家であり古道具屋さんでもある奥田早織さんと一緒に作る「でべそひょうたん」。ひょうたんの好きな所にに穴を開けて布を詰め、針山を完成させます。穴を開ける位置や大きさ、そして布選びで様々な表情の「でべそひょうたん」になりますよ。

野菜のおやつとお茶で一休みした後は、お昼ごはんに使う器を選ぶ時間です。
早織さんのお気に入りの器の中からお好きなものを自由に選び、器の組み合わせをお楽しみください。

お昼ごはんは、早織さんのパートナーでもあり、料理と文化を愛する京都生まれの料理人こまちゃんこと、駒井嘉明さんが作る季節のお食事をお召し上がりいただけます。

[お食事のお品書き] ・おばんざい六種 ・焼き物 ・土鍋炊き込みご飯 ・汁物 香の物 ・茶菓子

当日のじかんわり
am11:00〜 でべそひょうたん作り(野菜のおやつとお茶つき)
pm13:00〜 お食事
pm15:00  お開き

『 奥田早織の”でべそひょうたん作り”+駒ちゃんお昼ごはん 』
お申し込みはこちらのページのフォーム又はお電話にてお待ちしております!


11月は「 くびもんてん 」をします。

さぁて。11月のARAHABAKIは、20日(土)から27日(土)までの8日間。首まわりの装飾アイテムを集めた「 くびもんてん 」を開催します!参加するのは、京都の田中美穂植物店コーヒショップの田中美穂さん。そしてco-fu の奥田早織さんです。

植物店主の美穂さんには、ドライフラワーのブローチや首かざりを作っていただいています。2月の「かたちのきおく」展でのリースを覚えていらっしゃる方も多いかと思いますが、今回は眺めるだけでなく身につけることも出来るように工夫されているのです。どんな「くびもん」が届くのか!今から楽しみです。

田中美穂さんのカサカサリース。「かたちのきおく」展より。

美穂さん作「木の実標本」これらの実を使ってブローチや首かざりを作ります。

布作家でもあり古道具屋さんでもある奥田早織さんには、染色した古布で作ったストールや、アンティーク時計パーツを使ったアクセサリーを作っていただいています。

常設で取り扱いさせていただいている、早織さんの布もの。左はワークショップ「ふかふか布に窓をつくる」で作った器をくるむ布。右は、本来の用途を果たしたお疲れ布を(明治頃に蚊帳として使われていたそうです)、煮沸後に何度も洗っては揉みを繰り返し、穴の空いてしまった所に別のお気に入り布で継ぎはぎを施し、優しい肌あたりに仕上げられた美しいストール。補修用の布と草木染めの糸つきです。私の大のお気に入りでもあります。

これは、アンティーク時計の小さい部品が入っていた小さなガラス容器に穴を空けて、紐を通した首かざり。ガラスを包むように布のお布団がついています。早織さんの作品はどれをとっても、センス良くこだわり抜かれた丁寧な手仕事のものばかり。早織さんが選ぶ古道具のセレクトにもご期待くださいませ!


葉山たきびマーケットありがとうございました!

昨日は、葉山の森山神社の境内にて行われた「葉山たきびマーケット」に出店していました。どのくらいのお客さんが来てくれるのか全く予測がつかないまま当日を迎えましたが、開始時刻の午後一時には、既にものすごく沢山のお客さんで溢れていました!これには出店者一堂ビックリ!!

最高のお天気の下、たき火を囲んで色んなお店の食べ物を焼いたり、コーヒー豆をローストしたり、皆さん思い思いに楽しんでいて、私たちも途中でコーヒーを飲んだりしながら和ませてもらいました。ARAHABAKIのお客さんにも沢山会えたし、これを機にお店のことを知ってもらえたりもしたので大満足なマーケットでした。

ただ、あまりの人出でお昼ごはんを諦めた方もいらっしゃったようです。ごめんなさい。その辺りも考えつつ次回に繋げていきたいです。ARAHABAKIは展示スケジュールの予定が合えば、またぜひ参加したいな!


大江憲一「あつあつ」終了しました。

10月23日より開催しておりました、大江憲一さんの個展「あつあつ」は昨日で終了いたしました。ご来場いただきました全てのお客様、どうもありがとうございました!台風が近づいてきたりと天候が不安定な日もありましたが、そんな日にも長靴を履いてわざわざ来ていただいた方がいらしゃいました。本当に感謝しないといけませんね。心よりお礼を申し上げます。皆さま、有り難うございました!!

さて、ARAHABAKIは11月3日の「葉山たきびマーケット」に出展しますよ。お天気も良さそうだし、美味しいものも沢山あるし!行くしかないでしょう♫何を持って行こうかなぁ。お子さんのお小遣いでも買える「動物新聞」や、あっこちゃんの手ぬぐいやシュシュ。小振りな花入れやお皿。カトラリーなどなど。全て少しづつですが、バラエティに富んだラインナップで考え中です。