アーカイブ: 2011 年 7 月

小原聖子『 Circle of Life 』ありがとうございました!

ご好評いただいておりました、小原聖子さんの個展『 Circle of Life 』は、本日にて終了しました。お暑い中、ご来店いただきました全ての皆さまに感謝いたします。

写真は初日に行われたワークショップのワンシーンより。参加された方がとても素敵な風景を切りとってくださいました。ランタンを灯しての夕暮れのひと時。こんな幸せな集いを今年も浜辺で行える幸せを噛みしめつつ過ごしていました。聖子さんのピンバッチづくりとともにワークショップのことは、後日ゆっくりと振り返りますね。

それでは。また次回お会いする日まで!
8月は27日の土曜日に一日だけお店をオープンします。
同日は堀道広さんの金継ぎ部の活動日でもありますよ。

9月には九州にまつわる作家さん×食の集いを企画しています。
どうぞご期待ください!!


小原聖子『 Circle of Life 』明日まで!

ギラギラと暑い太陽が照りつけた三連休の初日、7月16日(土)より開催しております、小原聖子さんの個展『 Circle of Life 』はいよいよ明日でフィナーレ。

様々なパーツをアレンジしたアクセサリーやピンバッチ、そして大きなハンギングオブジェなど、個展ならではのラインナップ、圧巻の小原聖子ワールドを最後までご堪能いただけます。

最終日の明日にも、聖子さんが在廊されますので、まだご覧いただいていない方は、ぜひ足をお運びください!!皆さまのご来店を心よりお待ちしております。


展示風景。





















小原聖子「Circle of Life」は24日の日曜日まで。まだまだ続きます。
最終日の24日(日)は聖子さんが在廊されますよ。

そして、あらはばき初。作品数はなんと800点。
最終日まで沢山の中からお選びいただけます。じっくりと展示をお楽しみくださいね。


おまけ。聖子とポルシェ。


小原聖子『 Circle of Life 』明日から!


梅雨も明けて夏本番の毎日。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
いよいよ、明日の16日(土)より、小原聖子さんの個展『 Circle of Life 』が始まります。

ピアス・ピンバッチ・ネックレス・ハットピン・ハンギングオブジェがずらりと勢揃い。
新作の白いシリーズは、この季節にぴったりの爽やかさ。
ぜひお手にとって沢山の中から迷ってください。

「 Circle = 丸 」 をテーマにしたディスプレイにも注目ですよ!

初日の明日は、『 小原聖子さんのピンバッチづくり+北川ベーカリーの浜辺ごはん 』を行います。
参加される皆さま、どうぞ楽しみにしていてくださいね!

DM用の写真を撮影中の小原聖子さん。
期間中は、三連休の16日(土)・17日(日)・18日(月)と最終日の24日(日)にお店にいらっしゃいます。

皆さまのご来店を聖子さんと一緒に心よりおまちしております!


小原聖子さんのアトリエにて

本日は、次回の展示の主人公である 小原聖子さんのアトリエにお邪魔したときの様子をお伝えします。聖子さんが作る、小さくて様々な形をしている金属のかたまりに魅せられて、胸ときめかせながら茅ヶ崎市香川のご自宅兼アトリエに伺いました。

葉山から海沿いの国道134号線を走って一時間足らずで聖子さん宅に到着。
昭和40年代に建てられた趣きある木造の一軒家。昭和住宅ファンとしての期待が高まります。

こちら、聖子さんお手製の表札。同じく美術のお仕事をされているパートナーの岡田健太郎さんと一緒に住まわれています。「オカダオバラ」カナとカナが手を繋いでいるみたいですね。さり気なくて粋な表札。

年期の入った木製の玄関ドアを開いて「こんにちは!」

飾り棚には、お二人の作品が仲良く並んでいました。
きっとお互いの存在が良い刺激になっているのでしょうね。素敵なカップルです。

天井の勾配に沿って二階へと続く階段と美しい障子窓。この住宅は、大家さんの息子さんがお母さんの為に設計されたそうで、おそらくは 吉村順三氏の住宅作法の流れを汲む設計士さんではないかと察します。何十年もの時を経て愛され続ける昭和の住宅に、今は聖子さんカップルが上手に手を入れて暮らしています。

階段下を利用した本棚の一部分。おっと、我ら金継ぎ部顧問、堀道広先生の「青春うるはし!うるし部」ではないか!あらはばきの金継ぎ部にも参加してくれたことがある聖子さん。嬉しいな♫

一見すると何に使うのか良くわからない道具も置いてありました。きっと色んなものにアンテナを張っていて、作品づくりに反映しているのでしょう。

何故か身長計。
お二人とも充分に大人だけど、育っているのだろうか?興味深い。

初めてお邪魔したのに、とても落ち着くリビング。
ラジオからは日本語の曲が流れていました。
ここのところamラジオの番組を好んで聴いているそうです。ルンルン♫

リビングで見せていただいた新作の白いピンバッチ。

これまでは真鍮の素材そのままの作品しか発表されていなかったので、初めて拝見したこの白には衝撃を受けました!白を表現するにあたって白漆や様々な塗料を使って実験して、一番しっくりとくる方法が見つかったのだそうです。初日のワークショップでは、参加される皆さんでこのピンバッチづくりに挑戦します。

ピンバッチの裏面。
つまみを外して、洋服やカバンなどにプスッと刺して簡単に取り付けることができます。

定番の小さな形も白くお化粧しています。ところどころ真鍮が見えるのがポイント。

ラワンが美しく張られた天井を眺めながら いよいよ二階のアトリエへ。


作業別に分けられた様々な道具とともに、大きなハンギングオブジェが迎えてくれました。いつも背筋が伸びていて姿勢の良い聖子さん。キリリとした後ろ姿。

使い込んだ作業台と椅子。むき出しの蛍光灯も格好良い。

作業台の上は小さな形だらけだぁ!
作業を進めて行く中で浮かんだアイデアを形に落とし込んだり削ったり。
ここは聖子さんの頭の中であります。

研磨する道具。どこを切りとっても絵になる。

整然と並べられた道具やパーツが、しかるべき場所に納まっています。
お仕事用なのか?なにかあった時のために用意されているのか?白いヘルメットが眩しい。

聖子さんの作品は、鋳造(ちゅうぞう)という型をとって形を作る方法がメインなのですが、このように刻印を刻んで形や模様を作る方法も魅力的です。金属で金属に刻みを入れる音は耳の奥の骨に響くようで初めての体感でした。

色んな刻印で模様を付けながら独特の立体感を出しています。

繋ぎ合わせるとこんなものが出来上がりました。
素敵だなぁ。「どこに飾ろうかな?」なんてドキドキときめいてしまいます。

一つ一つのパーツにもかなり味があるのですが、それを「手元に置きたい」と思える作品に仕上げるセンスがとても高いのです。それは生まれもっての感性の高さでしょうが、ネックレスの紐に対するこだわりや、パーツ同士を繋ぎ合わせる部分の丁寧な仕事からも、ひしひしと伝わるものがあります。

最後は、きらきら輝く聖子さんの作業机の上からさようなら!
この机の上で新しい作品が、きっと今もどんどん制作されていますよ。

それでは。いよいよ来週末、7月16日(土)から始まる、小原聖子さんの個展 『 Circle of Life 』でお会いしましょう!初日は聖子さんが在廊していますよ。皆さまのご来店を心よりお待ちしております。