Charan Paulin のある風景 – 横浜の海岸通り -


物語を感じる場所が好きです。
何気なく辺りを散策するだけで、その景色に想いをめぐらせ、
心地よい気分を運んでくれるような場所。

長い年月の間に育まれた その土地の持つ匂いや、街並みのトーン、そこを行き交う人々から発せられる温かいエネルギーに惹き付けられるのかもしれません。


Charan Paulin (チャラン ・ポラン)のある海岸通壱番館は、横浜のメインストリートである、海岸通りと日本大通りが交差した角(象の鼻パーク入口)に建っている、昭和6年頃竣工の古いビルです。設計はこのすぐ近くの大桟橋入口にあるエキスプレスピルや、山下町のインペリアルビルの設計を手掛けた川崎鉄三氏によるもの。関東大震災後の復興期にカストム・ブローカー・ビルとして姿を現したスクラッチタイル貼りのモダン建築です。


道路を挟んだお向かいには、「キング」の愛称で親しまれている、神奈川県庁本庁舎が堂々たる佇まいで訪れる人を迎えています。「キング」の敷地を囲うレンガの壁に繁るツタの緑も海岸通りの大切な景観の一部。


海岸通りに沿って整備された湾岸エリアは、2009年に横浜開港150周年を記念してオープンした「象の鼻パーク」が出来たことで、赤レンガ倉庫から山下公園までが歩道で繋がり、 のんびり散歩するのにも楽しい場所です。公園内に弧を描くように配置されたモニュメントは、夜はスクリーンパネルとして横浜港の夜景を彩っています。


港町 横浜の海岸通り。

異国情緒漂う歴史的な建造物が立ち並び、
道路も歩道もゆったりと広い緑豊かな並木道。
長い年月を重ねて今もなお、昭和初期の面影にひたる事のできる貴重な場所で、
皆さまのお越しをお待ちしております。


店内より。人気の海が眺められる窓際席。
夜には、横浜港の夜景がお楽しみいただけます◎