神奈川県葉山町在住。軽やかなつけ心地と肌に馴染む優しいかたちのアクセサリーを制作しているmitome tsukasaさん。モチーフの美しさには思わず目を奪われます。
ARAHABAKIから mitome tsukasa さんへ5つの質問。
1. 鋳金アクセサリー制作に携わることになったきっかけについて教えてください。
大学で鋳金という技法に出会いました。
”形作ったモノ”の型をとり、また別の素材に置き換える…という作業に、どこか神秘性を感じました。
アクセサリーを作るようになったのは、身に付けるもの=触覚的な部分、において、
そのとき美しいと感じたこまやかな感覚を自分の中に残しておきたかったから、でしょうか。
2. 作品を作り出すときに一番大切にしていることは何ですか。
目で見て形をたどる感覚と同じか、それ以上に、指先で何度も何度も確かめたくなるような手触りを大切にしたいと思っています。
3. 作風に影響を受けたアーティストがいれば教えてください。
Richard Deaconさんの言葉
dosaの服・ものづくり
そして、たくさんの音楽に影響を受けています。
4. 長く大切に使ってもらう為に。初めて使う時の注意点やお手入れの仕方について教えてください。
真鍮、銀ともに古びていく経過を味わえるような作品づくりを心掛けていますが、銀のくすみが気になる場合は少量の重曹をつけて磨くか、市販されているシルバークロスで拭くと、きらきらがよみがえります。
鋳造による金属は、内部にちいさな気泡をはらんでいるため、プレス加工で製造された金属に比べるととても脆弱です。無理に負荷をかけると曲がったり折れたりしてしまうことがあるので、どうぞ性質をご理解いただいたうえでお使いください。
5. 最後に。今まで旅した中で最も印象に残る場所はどこですか?その訳も教えてください。
旅とは少し違いますが、”朝霧jam”です。
空気が気持ちよすぎて! からだとあたまの中がぐぐーんと透きとおったように感じました。
ぼんやりと風に吹かれる海辺の散歩も、日々の小さな旅です。