香川県高松市在住。色とりどりの裂き織り(さきおり)のバッグを制作しているいわもとあきこさん。バッグの他にも普段の暮らしの友となる品々を意欲的に制作されています。
ARAHABAKIから いわもとあきこさんへ5つの質問。
1. 裂き織り制作に携わることになったきっかけについて教えてください。
図書館で見つけた染織の専門誌で見つけたスタッフ募集の記事がきっかけで島根に行くことになりました。
とにかく気になることをまずやってみて、合わなかったら次の何かをまた探すつもりでした。
今思えば、そのとき陶芸の本を読んでいたら・・・ほかの本を読んでいたら・・・・とか思いますが、何かを決める時には割と感覚を信じています。
1年間、絹糸で反物を織る技術を勉強させてもらいました。
1年たった時に続けられそうかも!と考えて、織り機を持って高松に帰って来ました。
もう少しもう少し・・・・と今まで続いています。
高松で織り始めたころから反物よりももっと身近なもの、カジュアルなものと考えて裂き織りバッグに挑戦してみました。
はじめての作品展は2005年7月でした。
街で自分の作ったバッグを持っている方に遭遇することもあり、当初はただただうれしかったのですが、
今はすごく責任を感じますし、使いにくくないかな?壊れてないかな?とか気になって凝視してしまいます。
2. 作品を作り出すときに一番大切にしていることは何ですか。
丁寧につくること。
3. 作風に影響を受けたアーティストがいれば教えてください。
織りでいうと、あまり影響を受けないように「この人の作風が好き」とかあまり考えてないですね~影響受けすぎるタイプなので、あえて。
でも織りの世界は全く詳しくないんです。すご~~~!!と思う人はそれはそれはたくさんいらっしゃいます。
音楽や映画は日本のものが好きです。はっぴーえんど、今はつじあやのをよく聞きます。
映画は笑えるのが好きです。
映画館では泣きたくないです。
4. 長く大切に使ってもらう為に。初めて使う時の注意点やお手入れの仕方について教えてください。
生地は染料で煮染めをしています。そして最後に生地に色止め加工をしています。洗濯を繰り返すと加工がなくなってしまうので色移りする場合があります。
洗濯の場合はおしゃれ着洗剤などをぬるま湯に入れ、押し洗い→ネットに入れ脱水、影干ししてください。
直射日光に長時間あたりますと色落ちする場合があります。
5. 最後に。今まで旅した中で最も印象に残る場所はどこですか?その訳も教えてください。
タイのチェンマイ。ゾウに乗りたくて。
現地ツアーに参加して登山をして山岳民族の家に泊まって、ゾウに乗ってさらに登っていかだで川を下って帰ってくるというかなりハードなツアーで・・・・
体力つけなきゃ・・・て実感しました。
織りを始める以前に行ったので今行ったらもっと布を見たいな。
ゾウに乗りたくてチェンマイまで行ってしまう!情熱的ないわもとあきこさんの作品はARAHABAKI店内にてご覧いただけます。
ご自宅と工房を訪れた際の模様はこちら→「「いわもとあきこ」さんのお仕事場にて」