西山芳浩「ゆらゆら」ありがとうございました。

吹きガラス 西山芳浩さんの個展「ゆらゆら」は、昨日終了いたしました。梅雨真っただ中にもかかわらず奇跡的に雨の少ないお天気にも恵まれた一週間でした。いつも気にかけて展示に来てくださる方、地図を頼りに遥々お越しいただいた方、どうしてるかなぁと思っていた方が ひょっこりと訪ねてくれたり、今回も沢山の方々にご来店いただき どうもありがとうございました!

あらはばきの真っ白な空間に透明なガラス。ちょっと作品が上手く映えるかどうか心配だったのですが、前日に金沢から車で搬入に来てくれた西山さんと一緒に作品を並べているうちに、全く問題ないなと確信できました◎ ガラスと言うと無機質で冷たいイメージがありますが、西山さんの作品には陶磁器などの焼き物に近い味わいに満ちているように感じます。ガラスを吹き込む時の勢いや微妙な力加減なんかも相まって、きっと計算では出せない西山さんならではの魅力なんだろうな。昆虫少年だったと言う西山さんは、カメラ片手に短い夏休みを兼ねて葉山や鎌倉の町もお散歩されていましたよ。

お客さんの中にはガラスの器ビギナーの方も多かったのですが、この展示をきっかけにガラスという素材も好きになってもらえたら嬉しいです。今回は、kegoyaさんとの合作も見どころでしたが、何度も打ち合わせしたかのように見事に二つの素材が融合していて、とても素敵な仕上がりで大変好評でした。展示終了後のお電話では茜さんからハッピーなお知らせもあって、こちらまで幸せな気持ちになりましたよ。kegoyaさんは12月のmitome tsukasaさんの展示でも小さなアイテムをお願いしております。


2012 年 7 月 2 日 | ARAHABAKI 通信 | ツイートする