富井貴志 『 裏山で拾った枝でバターナイフをつくる 』参加者募集のお知らせ
本日は3月19日(土)より始まる、富井貴志さんの個展『あたたかなうつわ』の初日に行うワークショップについてお知らせいたします。
京都と滋賀の県境に位置する南山城村という山間に工房を構え、天然の木と真摯に向き合い日々お仕事されている富井貴志さん。現在、個展を中心に活躍しておられる富井さんが、木工を志すきっかけとなったある日の出来事を、参加の皆さんと一緒に振り返ります。
それは、富井さんが木工に興味を持ちはじめた10代のころ。自宅の裏山に行って木の枝を拾い、バターナイフを作ったと言う物語のような出来事。きっと若き日の富井少年は夢中になって木を削ったのでしょう。
今回は、自然に囲まれた周辺環境を生かし、富井さんが当時試みたバターナイフ作りを、裏山を散策して枝を見つける所から丁寧に踏襲したいと思います。
お父さんになった富井少年。
もうすぐ3歳になる愛娘のちひろちゃんと枝を探してます。ほっこりいい写真。
三ヶ岡山緑地帯の裾野にあるARAHABAKIの近辺を散歩し木の枝を拾って持ち帰り、鋸で切った後に小刀で削って好きなカタチのバターナイフを作ります。バターナイフはちょっと難しいなぁと感じる方は、細い枝も拾ってきてもらい、 果物を食べる時の楊枝などを作ってもらえばよいかなと思います。
富井さんが、この集いのために工程を写真に納めてくれたので、ご紹介してまいりますね。
これは、サクラの木の枝です。この枝を小刀で削ってバターナイフを作ります。
しゅるる〜って音が聞こえてきそうな気持ちのいい絵です。鉛筆をカッターで削るのもままならない私には、 こう上手くは行かないとは分かっていても、やってみたい!衝動に駆られます。
だいぶんバターナイフの形に近づいてきました。
最後の仕上げ。バターナイフの刃のところです。
このように面取りしたほうがバターを滑らかにカットできそうですね。
完成です!富井さん作のバターケースとともに。
いきなり富井さんのように上手に作れるはずはないのですが、「拾ってきた枝でも立派な素材になること。手を動かして形ある物を作り上げる喜び。」を感じていただける集いになれば素敵だなと思います。
富井さんにとっても、心に残る一日となりますように。そしてお天気に左右される集いでは毎度の事ですが、どうか晴れますように!
富井貴志さんの 『 裏山で拾った枝でバターナイフをつくる 』
詳細とお申し込み受付はこちらのページのフォームよりお願いいたします。
皆さまのご応募をお待ちしております!
ありがとうございます。ワークショップは定員となりました。
ただ今、キャンセル待ちの受付をしております。
2011 年 3 月 3 日 | ARAHABAKI 通信 | ツイートする