寒い寒い冬を乗り越えて、ようやく葉山にも春がやってきました。今週末17日の土曜日から始まる、石原稔久さんの個展を待ってましたと言わんばかりに、裏庭の梅林の蕾が一斉に開き始めています。昨年秋の台風直撃による強風で、一日にして落葉してしまった梅の木々が こうして今年も見事に満開を迎える様子を眺めていると、「こちらも頑張らなければ!」と言う気持ちにさせてくれます。改めて自然が与えてくれる力の大きさに感謝しています。
さてさて。今日は、昨日届いたばかりの石原さんの器のご紹介です。多くは個展のオープニングに行われる、横浜チャラン・ポランでのディナー会のために制作していただいたものなのですが、期間中はARAHABAKIにて実際にお手にとってご覧いただけますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。こうして優しく積み重ねてみると、一枚一枚の大きさや形、微妙な揺らぎがお分かりになるでしょうか?
テーブルの上に並べてみました。手前の四角いお皿は私の一押し「ノート皿」、ノートの形だからノート皿。四角いお皿ってあまりないですが、このお皿は実にお料理映えするんですよ。ケーキを置いても、チーズを置いても良い良い。実に絵になるお皿です。
ディナー会で使うお皿の種類と料理の順番メモ。
出来上がったお皿に合わせて料理を組み合わせるのも楽しい時間でした。
この二つは定番の手付小皿とコーヒーカップです。
この組み合わせでデザートをお出しします。ほれぼれ
黒高台のお碗。陶器でこのような形のお椀は、かなり新鮮ですね。
マットな手触りも心地よいです。どんどん使い込むうちに艶が出てまいります。
肌色の飯碗。先程のお椀と同サイズです。
まんが日本昔ばなしの桃太郎が美味しそうにご飯を食べている姿を思い浮かべました。
高杯小鉢。小振りな小鉢をお皿に乗せることでお料理に高低差が生まれて、華やかな盛り付けに仕上がりますよ。とても愛らしい小鉢です。
先程のコーヒーカップの内側。飲み口の絶妙なカーブが、口あたりをマイルドにしてくれます。コーヒーを磁器質などの硬いカップでしか飲んだことがない方は、ちょっとびっくりするかもしれません。器でコーヒーの味が変わることを私は石原さんのコーヒーカップで知りました。石原さんのコーヒーカップで飲む珈琲は本当に美味しいです。
最後の一枚は、メイン料理にぴったりな「フェルト浅鉢」です。大きくゆったりと広がるリムが優雅ですね。深さもあるので、サラダや混ぜご飯などをたっぷりと盛り付けても素敵だと思います。
土曜日からの個展では、この他にも お茶の時間が楽しみになる「茶器セット」や、石原さんのライフワークである人形 や、その人形で制作した絵本などがやってきますので、どうぞご期待ください。
石原稔久 個展 『 つぶ 』
開催期間 3月17日(土)〜3月25日(日)
初日の17 (土)は石原さんと一緒に皆さんのご来店をお待ちしております!