248 nishiyaのバッグ。

先月と比べるとだいぶ暖かくなりましたね。
最近は毎日のように江ノ島まで昼練に行きますが、
鎌倉散策の皆さんの表情も柔らかい笑顔に変わってきました。
裏庭の梅林も満開になり、二階での一服には良い時期です。今年は雪の影響でちょっと遅めだけど。

248 nishiyaさんのバッグ。いろいろとサンプルで届いていますのでご紹介を。
去年時点の作品なので、これ以外にも展示に新作がいろいろ出て来くるので楽しみです。

晴れていたので裏林でパチリ。
とてもナチュラル指向のニシヤさん。
全体的にベージュが基本ですが、シルエットや細かいディテール、素材感に個性が存在します。

長めでやや大きめのバッグ。ありそうでないバランス。
一見使い難そうですが、肩にかけてバッグの中に手を入れてゴソゴソしてみると違いが解りますよ。

マチが広め、背が低めの手提げバッグ。
個人的にこれが一番ニシヤさんの作品、という印象かな。
全体的なシルエットがカバっぽくユーモラスな感じもします。

ライナップのなかで一番小さいバッグ。いやポーチかな。
初めてニシヤさんのバッグを手にしたのはこれでした。今はかのさん用。
バッグインバッグ。最近よく聞く使い方に最適かな。

ザ・スタンダードなシルエットの手提げバッグ。でもよーくみると。
自由な線を描くステッチ、リネン素材の切り替え、裂き織のほろほろ感。素敵ではありませんか。

今回の展示むけに来ました黒リネンのトートバッグ。
女性も男性もざっくり使えそうな雰囲気。生地のきりかえがいっぱいあります。
でも継ぎはぎ感はなく。お上品です。

そう。なぜかニシヤさんのバッグはとても優雅で気品がある。
それは、とても細かい所まで触り心地に拘りがあるからでしょうか。
基本的にステッチが見えませんし触れる事も無く。素材の感覚だけが手に残ります。
そして、全てのバッグに共通しますが、持ち手もふんわりして握りやすい。何が入っているのだろう?

サイズが小さくても大きくても。ちゃんとバッグに裏地があります。
このタグいい感じ。

本当に触り心地がよい裂き織の部分。ニシヤさんはボロボロ感といいますが、自分的にはほろほろ感。
ボロボロは何処かに固さや雑な感じがのこるけど、それがないのですよ。

裂き織バッグといえば梅原和香さん。
使い込むとほろほろした感じは共通するところがあるかも。
でも、裏地がないのでいろんな物が出て来るんだよね。ボールペンとか。

そして素材の切り替え。
詳しくは聞きませんでしたが、フランスのヴィンテージリネンを贅沢に使っているそうです。
裂き織りに合わせても、和風ではなく。
自分の勝手な解釈だけど、ニシヤさんの世界観が
「どこか異国旅に出て、ところどころ日本のことを忘れて帰って来た日本人」という感じはいいな。


今日はここまで。次は248 nishiyaさんの工房と、
今回展示に参加してくださるMUGUETさんについて、かきます。


2014 年 3 月 10 日 | ARAHABAKI 通信 | ツイートする