津田清和さんと沢山お話した月曜日。

じわじわと暑い日が続くようになってきましたね。海と空の境があいまいな程モワッと湿度の高かった昨日、ガラス作家の津田清和さんが遥々奈良からやって来てくださいました。8月21日(土)から個展をお願いしている津田さんと、展示の内容やDMのデザインについて真剣に。だいぶん脱線してよもやま話まで、早朝から夜までたっぷりとお話できました。いやぁ嬉しかったです。満足満足。
津田さん本当にありがとう!いい展示にしましょうね!!

写真は、鎌倉のレストランZEBRAオーナー夫妻(なべさん、玲子さん)との楽しくも美味しかった「昼の部」の打ち合わせにて。津田さんの個展のオープニングにZEBRAさんご協力のもと食と器の集いを考えているのです。間違いなく素敵な会になるので、皆さまお楽しみにしていてくださいね!

あらはばきの部活動『 堀道広さんの金継ぎ/うるし部 』部員募集始まる!

二月の「かたちのきおく」展のワークショップで大変ご好評いただきました、『堀道広さんの金継ぎ教室』。「金継ぎやってみたかった。」「今度はいつあるのですか?」の声を沢山いただき、この度 めでたく部活動になって帰ってきました!わぁ〜い、嬉しい♫
これで うっかりと器を割ったり欠けさせてしまっても安心安心。

前回は一回のみの限られた時間内での教室だったので駆け足となってしまいましたが、部活動化にあたり定期的に活動を予定しておりますので、きちんと漆や金継ぎについて学んでいただくことが出来るようになりました。

器好きで金継ぎにご興味のある方。堀さんとおしゃべりしながら、ゆっくりと器のお直ししてみませんか?

金継ぎ/うるし部に入部希望の方!お待ちしておりますよ〜。
お申し込みはこちらのフォームよりお願いします!

『 北川ベーカリーのパン教室&浜辺の夜ごはん 』参加者募集のお知らせ


7月は17日(土)と18日(土)の二日間だけオープンする あらはばきに、遊びに来ませんか?

白い小さな車に 素朴で優しいパンを乗せて、あらはばきに時々やって来る北川ベーカリーの竜士さんが、パン教室を開いてくれることになりました!
美味しいパンを作ってみたい方、そして食べてみたい方。お待ちしていますよ。

夕方から始まるこの集いは、パン生地が出来上がったところで歩いて10分の森戸海岸へと場所を移動します。
さぁ、ここからは焚火を囲んでの夜ごはんに突入です。先ほど作ったパン生地を薄く伸ばしてチャパティにしたら焚火の火で焼きましょう!
かつらさんの作る美味しい野菜料理と一緒にいただきま〜す!

夏の夜は長いですからね。海の家もオープンしている森戸の浜辺でのんびり過ごしてみませんか?

◎パン教室はチャパティの生地づくりを行います。
◎浜辺での夜ごはんメニュー:チャパティ焚火焼き、夏野菜カレー、揚げかぼちゃマリネ、夕顔のスープ、じゃがいも床漬け などなど。(その日の野菜の入荷によりメニューの変更があります)

詳細とお申し込みはこちらからどうぞ!
私たちも北川家も一緒になって楽しむ予定なのでよろしくです。

過去の投稿はこちら。

ブログを移転しました。
2010年6月〜2008年7月の投稿は以下のブログをご覧くださいね。

ARAHABAKIの日々

作家さんの工房を訪れた時のことや、ワークショップの思い出などは「ARAHABAKIの日々」より転記して、カテゴリー別にこつこつと掲載してまいります。

山田真子さんの工房にて

本日は石川県山中温泉にて制作されている、木地師であり漆作家の山田真子さんの工房へお邪魔した時のお話です。山中漆器として古くから漆器制作が盛んなこの地で生まれ育った真子さんにとって、木や漆に携わるという事は、ごく自然なことだったのかもしれません。

工房の壁面には作品が整然と並べられていました。古材の形状を生かした作品や、乾燥時の自然の収縮と狂いをそのまま生かした作品もあり目を楽しませてくれます。山田真子さんの作品には伝統工芸の枠から解き放たれた軽やかさと優しさを感じます。


美しい木肌の残る拭き漆のボウル。
丸みのある器を両手で包み込むように持つとほんのり温かい。

木地師として、ろくろを挽くことから漆塗りの工程を経てこのような装飾を施すところまでを全て一人で行っているそうです。きっと気が遠くなる程の工程と時間をかけてこの美しい姿に辿り着いているはずです。作品に込められた想いもじんわり伝わってくるようです。


木取りされた木材。真子さんはトチの材を好んで使用するそうです。
形づくられるのを静かに待っているかのよう。


作業台に設置された真子さん愛用のろくろ。自作の鉋(カンナ)を使い分けて挽いていきます。


ろくろ挽き→乾燥を繰り返して徐々に器の形になってゆきます。

オリジナリティー溢れる小さな作品も魅力的。全てろくろを挽いて形づくられたものを工夫して加工しているそうです。有機的なフォルムと繊細な装飾が美しい。


渋い色合いと味わい深い素材感の茶筒。一分のゆがみもなくぴたりと納まっています。

「木地師は道具を自分で作るものなんですよ。」と教えてくれた真子さん。厳しかったであろう修業時代を少しも感じさせない、とても穏やかで素敵な方です。


自作の鉋たち。この道具自体が作品のように美しいですね。

伝統工芸を受け継ぐ職人として、そして軽やかに今を駆け抜ける作家として活躍する山田真子さんが、これからどんなものを作り上げて行くのかを楽しみにしたいと思います。

小沢敦志さんのアトリエにて

本日は、鉄作家「小沢敦志」さんのアトリエにお邪魔した時のお話です。立川市富士見町に石田倉庫という素敵な場所があります。ここは様々なジャンルのアーティストの活動拠点となっており、小沢さんのアトリエはこの青いドアが印象的な倉庫No.3なのです。

中に入ると、そこは正に物作りの現場と言った趣き。大きな機材や高く積み上げられた何かの材料、そして色んな道具が所狭しと詰め込まれた、”The 男らしい空間”です!

小沢さんが取り組まれている制作の一つに、スチール製の工業製品を火で赤め、ひたすら叩き続けるという、とても興味深いものがあります。こちらは自転車の車輪ですね。鉄を叩いている時は、いかに作為的にならずにモノの個性を引き出すか?ということを常に心掛けているそうです。

次は問題です。さてこの「かたまり」は何でしょう?
きっと分からないですよね。
正解は、コピー機です。
えっ!コピー機なの?

そうなんです。コピー機の薄い板状のパーツを火で赤めた後、可能な限り折り畳んでいくとこうなった。かなりいい形していると思いませんか。

小沢さんが、少し実演をしてくださることに!薄い板状のスチールを手に持ち、バーナーから吹き出る火で真っ赤になるまで熱します。

そしてすぐさまアンビルと呼ばれる金床の上でビシビシ叩きます。「鉄は熱いうちに打て」を目の前で体現していただき感激でございます。左利きの小沢さん。手の振りが早くてシャッターに収まりきらず。

こちらは愛用の金槌コレクション。鉄製の金槌ラックもいい佇まいです。

こちらはペンチを叩いた後、エイっと持ち手を曲げたもの。壁に掛けることが出来、フックとしても使う事ができます。どことなく愛嬌のある姿も魅力。

北川家へ。

昨日は、やけに暖かくて春が来たのかと勘違いしそうになりましたね。裏庭から見える梅林もうっかり六部咲きくらい一気にほころびちゃいました。

さてさて。今日は先日のmitome tuskasaさんの展示の時にお世話になった「北川ベーカリー」さんのご自宅兼工房へお邪魔してきました。素朴で素敵な看板。好きです。

東京の三鷹通りを少し入ったあたり。落ち着いた住宅街に建つ昭和な平屋の建物。お家の中の随所に懐かしい温もりを感じます。

北川ベーカリーさんには、三月の石原稔久さんの個展の時にとても素晴らしい計画があるので、ぜひご協力いただきたく。そのお話をしにやって来たのです。

カリカリ歯ごたえ良く、メープルシロップでほんのりと甘いラスク。そしていちごをごちそうになりました♡三月の美味しいこと計画中でございます。詳しく決まった頃にご報告しますね!

お家の中の一室はギャラリースペースになっており、近々パンの販売も始まるようですよ。ご近所の皆さん、羨ましいです!そして。写真の暖かそうな帽子は奥さんが編んだもの。「シャム屋」という名前で今後楽しい展開が期待されます。パンを焼いて帽子やバックを編んで。多才なご夫妻なのです。

「NEJI」村上和香奈さんのアトリエへ。

本日は年末の旅の途中に、京都の北山で手作りの腕時計と装身具を制作されている「NEJI」村上和香奈さんのアトリエショップへお邪魔したときのお話です。

京都と言うと、「上ル」や「西入ル」とか複雑な表記の細い路地をくねくねした所にあるのかな?などと勝手なイメージを抱きつつ目的地に辿り着くと、意外にも北山通りという大きな通り沿いにつつましやかに佇むお店がそうなのでした。立地についてお尋ねすると、時計本体や金具の金属加工の際に金槌などで大きな音が出るため、あえてこのような場所を選ばれたそうです。

軒先にはクレマチスと時計草のツルが生い茂り、しっくいの白い壁と木製のドアとの調和がとても素敵。ワクワク気分で扉を開きました。

「こんにちは〜」と中へ入ると、外の喧騒を忘れる程に落ち着いた空間が広がっていました。温かな照明と味わい深い調度の品々に癒されます。

通りに面した窓辺で美味しいお菓子とお茶を入れてくださいました。テーブルの上にとまっている鳥さんはお友達の郡司庸久さんのものだそう。しっくりとお店の雰囲気に溶け込んでいます。

店内の奥がアトリエスペース。こちらで通りを行き過ぎる車や人々を眺めながら、トントンカンカンと時計を作っているのですね。正しい時計屋さんの趣が感じられます。

村上和香奈さんの腕時計の中の一つ。ムーブメント以外は全て心のこもった手作りです。腕時計って身につけている人と友に時を刻んでいくもの。何年も前に時計を購入したお客様が、時計のメンテナンスの為に再びお店に来てくれることもとても嬉しいことなんです。と話してくださいました。

自分の手から離れるとおしまいではなくて、その後の長〜いお付き合いのことまで考えてもの作りをしている方を前にすると、何だか大きくて温かいものにつつまれる気持ちがしました。

このような小さな袋物も制作していらっしゃいます。古布を縫ってお手製の革ヒモをくるりと回した味わいのある形。

正直時計ってあまり好きではなかった私。秒針がカチカチ動く音に急かされているように感じて、自宅の壁掛け時計も目を凝らさないと見えないくらい極小のものだし、腕時計なんて縁遠いと思っていたけど、こうして村上さんにお会いして作品を拝見しお話を聞いているうちに時計に対する思いが変わって来たような気がします。

私もこれを機に腕時計してみようかな!村上さんの腕時計なら長いお付き合いが出来そうな予感です。
村上和香奈さん。年の瀬の慌ただしい最中に大変お世話になりました。

追伸。
二月の企画展「かたちのきおく」では、「NEJI」村上和香奈さんの手作り腕時計と古布袋を届けてくださることになりました!
古いものがほとんどの作品の中で、村上さんの腕時計は過去から現在へと時をつなげる象徴的な存在として展示いたします。どうぞお楽しみに!!

津田清和さんの工房へ。

本日はガラス作家、津田清和さんの工房兼お住まいにお邪魔した時のお話です。
昨年11月に初めて伺い、年末に家族でまた遊びに行きました。
奈良県葛城市の閑静な住宅街に、一昨年独立して工房を。
自身の作品を作りつつガラス教室もしているそうです。ご近所さんが羨ましい。通いたい〜。

もとは工場だそうで工房は広く、ご自身の作品用に作った(!)窯が何台も。
ガラス作家さんは作品ごとに道具や窯を作る方が多いとか。
しかし、広いにも関わらず整理整頓がキッチリされて、丹精に作品や切花やオブジェが飾られており、津田さんのお人柄と感覚をうかがい知ることができます。


使い込まれた手仕事の道具。見ているだけで楽しい。


アツアツの窯。実際に溶かして息子(少しびびり気味)相手に実演してくれました。


みょーんと、どこまでも伸びる伸びる。

ふと、窯の上を見ると見慣れたオブジェがぽつりと。
以前、津田さんが「工房からの風」に参加した時に、となりブースだった石原稔久さんから譲り受けたワンちゃんでした。火の番として窯の上でずっと見守っているそうです。

津田さんのつくる作品は、凛々しく美しい。そして使い心地がよい。
ガラスの厚さが極限まで薄いもの、細かく繊細な切子を施したもの、錆や緑青をイメージさせる風合いを持つもの、などなど。
日常のなかで、そっと美しく存在するもの。希有なものばかりです。

何年か前にヒナタノオトさんで津田さんの蕎麦猪口に出会い、不器用で何度か割りつつ(笑)買い足すほど作品が好きな相方(妻)の要望で伺い、とても嬉しい!ことにご縁がありARAHABAKIで作品を取り扱うことになりました。今年の前半には何種類か届くと思いますのでお楽しみに!
また、5月の「そとごはんのすすめ II」に参加くださることになり、野外でガラスものをどのように使えるか、そちらの方もとても楽しみ!
津田さん、年末のお忙しい中、本当にありがとうございました!

大江憲一さんの工房にて

本日は、陶作家、大江憲一さんの工房兼お住まいにお邪魔した時のお話です。この夏に工房を岐阜県の多治見から、瑞浪に移されたばかり。同じく陶作家の木村香菜子さんと共同で使われています。

道路脇からハイキングコースの入口のような緑のトンネルを抜けた奥、明るく視界が開ける場所に大江さんの新しい工房がありました。草丈の短い植物が茂った広〜い前庭には、羊など放牧したくなるような素晴らしいロケーション。大江さん達が越してくる前には、彫刻家のアトリエとして使用されていた平屋造りの大きな建物です。

「よくここが分かりましたね〜。」と気さくな笑顔で迎えてくださった大江さん。これから神輿でも担ぐのかな?と思わせる様なイキな出で立ちで登場。カッコいいです!

屋根から下垂したのか、地面から這い上がったのか?つる植物がワイルドに壁面緑化中でした。これまた良いねぇ。

踊れる程に広い建物の中は、居住空間を中央に工房とショールームに空間が仕切られていました。写真は男前なキッチンに立つ大江さん。「おやっ!」足元に誰かいますねぇ。


「ようこそ〜」と近づいてきてくれたのは愛猫の”ちよ”さんでした。可愛いですなぁ。

サッカー大好き大江さんの命名”カカ”くん。とってもシャイなのでした。

大江さんの工房の挿し色は青みたいですね。こちらは青いドアが印象的なリビング。部屋のテーマは「海の家」だそうです。

屋根から煙突が見えたので窯の煙突かな?と思ったら重厚感のある暖炉でした。これで長い冬も寒さ知らずですね。

広い空間を上手に分けて住まわれている大江さん。こちらは装飾の行程で使う机でしょうか。来るべく冬に備えて、工房の中はまだまだ制作途中だそうです。

再び庭へ出てみんなでボール回しをしながら、打ち合わせをしたり世間話をしたり。新鮮でした(笑)。工房内に作ろうかな?と話してくれたクライミングウォール、もし実現できたらやってみたいです!

穏やかな午後の日だまりの中の一枚。新しいこの工房から、気持ちも新たに生み出される大江憲一さんの作品をこれからも楽しみにしています。大江さん、お忙しい中、本当にありがとうございました!